maco's 13th floor
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2004.6.30

Surrealistic Pillowバタバタと浮き足立ちそうなときだからこそ、かえって立ち止まってよく考えることが大切なのではないか、とそう自分に言い聞かせることにして、なんとかかんとか目の前の案件をうまく片付けたいなと、ま、とりあえずはそんなふうに思いつつ過ごしております。しかし、このまとわりつくような湿気はどうにかなんないもんかなー。…なんてことは言うても詮無いことだよね。むー。

先週録画しておいた『ハリー・ポッターと賢者の石』を3回ぐらいにわけて見たけど、さすがに大ヒット作だけあって面白かった。たぶん何回かくりかえして見ると思う。そもそも、ああいう中世ヨーロッパ的な舞台設定の映画って、けっこうそれだけで好きなのかもしれない。『ロード・オブ・ザ・リング』にしろ『スリーピー・ホロウ』にしろ、あの画面というか、映し出される風景だけで心ときめくのはどういうわけだろう。映画館の大きなスクリーンで見たりしたら、もっとよさそうだなぁ。とか思いつつ、ついつい映画館に足を運ぶのが億劫に感じられてしまうほうだったりもするけど。

Jefferson Airplane『Surrealistic Pillow』を聴く。「Somebody To Love」や「White Rabbit」といったサイケ・クラシックスを含む、いわゆる“サマー・オブ・ラヴ”を代表する名盤のひとつ、ということは言わずもがなでしょうか。グレース・スリックのその声といい、絶妙なギターの絡みといい、深く木霊するリヴァーブの感触といい、あの“季節”の空気を感じさせるには申し分ない。やはり、「サイケデリック・ロック」を語る上で、はずすことのできないアルバムの一つだということを再確認してしまったりなんかして。



2004.6.25

Classic Masters - Joe Southこんな雨降りの日に限って、あっちが〜、こっちを〜、ってかんじでドタバタと東奔西走、というと大げさかもしれないけど、とにかく、あちこち動き回る羽目になって、あー、しかも、こういうときに重要な書類に限って行方がわからなくなったりして、まー、結果としては見つかったからいいものの、ほんとにしばしはここ最近にないぐらい青ざめたりもしたんだけど、なんとかかんとか今日やるべきことについては片付けたみたいなので、ふー、とりあえずは落ち着いたかな、ちょっとは草臥れたよなぁ、とか思って帰ってきてパソコン開いたら、今度はメールでまた重要な予定がたった1週間後に飛び込んできたりしてて、とほほ、と思わずにはいられない金曜日の夜。

Joe South『Classic Masters』を聴く。Deep PurpleとかKula Shakerなんかのカヴァーでも知られる「Hush」という曲のオリジナルがこの人だった、ということを知ったのはわりと最近のことなんだけど、ちょっと前から車のCMでそのオリジナルヴァージョンがかかっててカッコいいなーと思ったので、それであちこち探して結局Amazonでこのベスト盤を買ってみた、という次第(火曜にHMV行ったらセール品のワゴンに入ってたけど。探してたときにはなかったのに。)。こことかこことかによると、'69年にグラミーとってるみたいだし、プレスリーほかのいろんな人に楽曲提供したり、ギタリストとしてディランの『Blonde On Blonde』なんかにも参加したりしてる人なんだね。へぇー。で、このアルバムだけど、ベスト盤だけあって、「Walk A Mile In My Shoes」や「Games People Play」をはじめとして名曲揃いで、フォンキーかつ洗練されたカントリー・ロックが堪能できる。「Hush」なんかを聴いてると、楽曲やアレンジのセンスのよさに加えて、彼の自由自在なヴォーカルも印象に残る。単にわたしが知らなかっただけかもしれないけど、もっといろいろ語られていてもよさそうな人ではあるなぁ、と思いながら聴いていました。



2004.6.23

Unconditionally Guaranteed今日は、大学院の演習で『源氏物語』についての発表を聞き、そのあとは小研でなぜか映画『GO』のビデオを見る。どちらも、うーん、なんだかちょっとなぁ、って思ってしまうかんじだった。具体的な感想は差し控えようと思うけど、なんとなく両方に共通するようなところで釈然としない思いを抱いたような気はしないでもない。とりあえず『GO』のほうに関してだけちょこっと言えば、部分的には面白いとこもあったし、役者のレベルではいい味を出してる人も多かった気がするけど、映画全体としての出来はあまりいいとは思えなかったです。

Captain Beefheart and The Magic Band『Unconditionally Guaranteed』を聴く。HMVのセールで少し安かったので買ってみた。1974年発表らしいこのアルバムでは、拍子抜けするぐらいストレートでアーシーなブルーズ・ロックが聴けるんだけど、これがまたなんとも絶妙の情緒があってハマッてしまった。『Trout Mask Replica』みたいな圧倒的な存在感のある奇天烈な音ではないけど、じんわりと染みてくる類の泣けるカッコよさのあるアルバムだと思った。



2004.6.21

Maggot Brainいやー、よかったよかった。ナナちゃんは無事にみつかったそうで。このニュースずっと気になってたのです。

小研究会という研究室内の学生の集まりで、なぜだか吉本ばななの『キッチン』の映画を取り上げることになったので、ビデオを借りてきたんだけど、あんまりよく調べもしないで適当に借りてきたら、小研で取り上げるのとはちがうバージョンの『キッチン』だった。あらら。なんでも取り上げるほうの『キッチン』は、川原亜矢子主演・森田芳光監督の日本映画のほうで、自分が借りたのは富田靖子主演の日本香港合作映画のほうだったらしい。映画ぜんぜん疎いし、知らなかったよー。まったく。ま、確認しろって話だけど。んでも、このわたしが借りた香港版のほうはよく見たら、「音楽:大友良英・内橋和久」って書いてあったりしたので、ある意味間違ってなかったのかもしれません。

さて、20日にはレイジーホースの練習をしましたよ。いまんとこ練習ペースが順調に(?)月1回。今回は自分の演奏がギターも歌もダメダメだったなー。ま、練習してなかったから、当たり前なんだけど、まだまだ修行が足りません。

Funkadelic『Maggot Brain』を聴く。P-Funkについてはあんまりよく知らないんだけど、この1971年発表のサードアルバムは、ドロドロとしたまさにサイケデリック・ファンクなサウンドがテンコ盛りで、かなりの愛聴盤。とくに、エディ・ヘイゼルの泣きのギターが10分に渡って炸裂する冒頭のタイトル曲と、混沌とした呪術的なグルーヴが渦巻くラストの「Wars Of Armageddon」なんかは、もう最高にサイケデリックで言うことなし。



2004.6.17

Apache/Incaあんまり間が空かないように、とりあえず更新。

えーと、最近のわたしは、あー、何してるんでしょう(笑)。自分でも判然としないってのはよくない。漫然と過ごしてるってことよね。しっかりと先を見ながらやるべきことをこなしていかなきゃ。ま、とりあえず、目の前にドカンと積まれたテクストとの斗争が、日々続けられてはいるわけなんだけれども。

Maitreya Kali『Apache/Inca』を聴く。南カリフォルニアのヒッピーの青年が自主制作した2枚のアルバムをCD化した2枚組、とのこと。2年前『レコード・コレクターズ』のサイケ特集を読んで購入して、その後けっこう愛聴盤になってるんだけど、全編もやのような深いリヴァーブにつつまれたきわめてアシッドな雰囲気で、わたしなんかにはたまらない風情。とくに、一枚目の“Apache”のほうで主に聴ける弾き語りの演奏なんかは絶妙で、きわめて上質のアシッド・フォークと言っていいと思う。ビーチ・ボーイズやモンキーズのメムバーとの交渉もあった人みたいで、ちょっとそれっぽいかんじの演奏なんかもあるんだけど、でも、そういうのも全部深い霧の向こうで鳴らされているみたいに聴こえてしまうかんじ。そういう種類の音楽が好きな人はハマるんじゃないかしら。



2004.6.14

wheels of fire週刊になっちゃってるなぁ。なんとなくぼんやりと日々が過ぎてゆきます。

最近、月曜の19時は、家で夕飯をとりながらフジテレビの「う!ウマいんです。」という番組を見る。グルメ番組の類なんだけど、その点にはさしたる興味があるわけではなくって、それよりもわたしにとってのポイントは、グルメレポートを担当するのがフジテレビのアナウンサーたちだという点。軽く女子アナ・ウォッチャーなわたしとしては、ついついチェックしてしまう番組なのね。男性アナもそうだけど、アナウンサーたちが普段とはやや異なるかたちで画面に大きくフィーチャーされるのがやはり気になるのです。今年の新人アナはいつ出てくるかしら、っていうのもそろそろ気になってくるところだなぁ。

Creamの『Wheels Of Fire』を聴く。邦題は『クリームの素晴らしき世界』だっけ。いいかげんな邦題だなぁ。さて、最初のギターヒーローがベタにクラプトンだったわたしですゆえ、このアルバムは中学〜高校の頃にずいぶん聴いたはずなんだけど、いまだにCD持ってなかったりする。図書館から借りてきてテープにダビングしたものをずっと聴いてます。ま、いずれ買いなおすとは思うんだけど。ともあれ、ポップでサイケなスタジオ盤とインプロ合戦全開のライヴ盤との2枚組になってる集大成的な名盤なんだけど、いま聴いてもライヴ盤の演奏は素晴らしい。なかでも、三人が同等の立ち位置でガチンコのインプロ合戦を延々と繰り広げる「Spoonful」は、とくに壮絶で、かなりキマッてる演奏だと思う。



2004.6.7

Ghost Circusなんとなく更新の機会を逸してるうちに一週間経ってしまったけど、この一週間はなんだか世の中に動きがけっこういろいろとあったような気がする。例の「著作権法改正案」は原案通りに委員会を通ったようだということからはじまって、長崎では痛ましい事件が起こり、海外からもいくつかの印象的な訃報が届いたかと思えば、一方でマンションの9階から落っこちても死なない剛の者もいるとか。それらのさまざまのことがらについて、直接に何かを語ろうというような気はとりあえずないのだけど、それでもそういったさまざまの出来事の残響が自分の中にも多少は谺しているような感覚がないではない。どういう種類のことばをそこに与えていいのかよくわからないから、とりあえずは放っておくけど。

ところで、一つ速報。あんまりよく詳細をつかんでいないんだけど、7月の中頃ぐらいになにやらイヴェントに出演することになる模様。えーと、とりあえずレイジーホースとか漂流教室とかのライヴということではないんだけど、いまんとこまだ具体的なことはあんまり決めてないかんじなので、もうちょっといろんなことがはっきりしてきてからまたあらためて報告したいと思います。

CICALA-MVTA『Ghost Circus』を聴く。大熊ワタル率いる、非常にユニークな音楽性をもつチンドン・ジャズ集団シカラムータの3枚目。ドラムが吉田達也に変わって、さらに変拍子やめまぐるしい展開が増えたかんじだけど、でも、けっして難解な音楽というわけではなく、お祭りめいた陽気さや心に染みる哀愁を感じさせるメロディやサウンドを聴かせてくれる。「不屈の民」や「平和に生きる権利」といった名曲のカヴァーも秀逸。





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